TOUR"Wild Peace"FINAL at Saitama Super Arena

kedamafunky2007-06-02

 やっぱりこれの事を一番最初に書いてしまう。
1月に僕も観に行ったスカパラのライブDVDが発売になりました。
ハナレグミChara甲本ヒロトをゲストに迎え1万5千人を踊り狂わせた怒涛の130分が余さず収められたスペシャルなDVDです。
発売に先駆けて先日フジテレビの深夜に60分のダイジェスト版が放送されてましたが、そちらとはカメラアングルが微妙に違ったり、放送では流れた「ゴッドファーザー愛のテーマ」がDVDには収録されていなかったりと、どちらも甲乙付け難い内容でした。
 肝心の内容に関しては僕が単純にファンだという事を差し引いても、素晴らしいステージだということに間違いは無いでしょう。
オープニングの「Come On!」の開始1秒で会場の空気が沸騰する様は何度見ても背骨に電気が走ります。
他にも本来ならアンコールに持ってきてもいいようなキラーチューンを序盤で殆ど披露したりと、前半からのカッ飛ばしぶりが半端じゃありません。
 ゲスト3組もライブで見てる時は「あれもう終わり?」と少し食い足りなさを感じましたが、映像で隅々まで見られるようになると1曲の密度の濃さに驚きます。
特に"Mr.ハナレグミ"永積タカシは登場から「Jamaica song」までのセッションがもう怪しい空気に満ち溢れていて格好良すぎます。
 そして後半の「太陽にお願い」からヒロトの「星降る夜に」を挿んだ「White Light」までの怒濤という言葉が生温いぐらい激しい展開は嘘無しに息を吐く暇を忘れさせます。
ルパン三世'78」での冷牟田さんの大爆発は、冷牟田竜之という人物を知っていれば知っている程、好きならば好きな程、見えてくるものが違ってくるのでしょう。
やっぱり冷牟田さんはスカパラにとって居なくてはならない人物であるし、スカパラは冷牟田さんにとって無くてはならないものなんだと思います。
 個人的に好きなシーンは「インターセプター」のギターとベースの掛け合いで、挑戦的に目の前まで来てソロを弾く加藤さんをブッ殺さんばかりに睨み返す川上さんの勇姿。
川上さんは素顔は物凄い温厚で優しそうなのにグラサンをかけた途端に2、3人やっちゃってそうな悪人面になるから大好きです。
プレイも普段はボトムに徹してるのに時々物凄いナイスなフィルを入れるから侮れない。
まさに「ベーシスト」という冠がバッチリハマるプレイヤーだと思います。
 発売日に買ってきて6回ぐらい通しで見ましたがまだ病み付き状態でリピートしています。
春のツアーも無事終えた彼らが次は何をしでかすのか、まだまだ楽しみは尽きません。